帆柱石
連続した九個の円形石片からなる、およそ三千七百万年前の樫属の化石です。昭和九年五月一日に天然記念物に指定されました。
伝説では神功皇后が御遠征に用いた船の帆柱が化石となったものであるとされ、帆柱石の名称の起源となっています。
縁の石
神功皇后の三韓へ御遠征のとき、この岩より船に上られたとされ、縁遠い人が石に寄り添い祈れば良縁あり、婦人が祈れば安産ありと伝えられています。
姐石(砧板瀬)
神功皇后の三韓より御凱旋のとき、諸軍勢とこの上で祝宴をしたと伝えられています。
庚申塚
ここにある庚申塚はいずれも昭和三十九年に高又(名島四丁目) からこの地に移されました。中央にあるものは類を見ない大きさで、明和五年(一七六八)、青面金剛が享保元年(一七一五)、向かって左側の庚申塚が享保八年(一七二三)建立のもの。
名島城址公園
名島神社の境内、奥の階段を上ると隣接する「名島城址公園」があります。
この公園は平成二十四年四月に開園、福岡市と地域住民、名島神社の協力のもと、名島城とこの地に点在する史跡の顕彰の為に造られました。
もともと大友氏の根壕地で、立花城の出城であった名島城。その歴史と遺構・遺物について詳しくご紹介します。